クラシック始めました

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MIDORI 20th ANNIVERSARY ALBUM

 

日本人ヴァイオリニスト、五嶋みどりさんのデビュー20周年記念盤f:id:classicstart:20160721152333j:plain

ヴァイオリンの先生にお勧めヴァイオリニストを伺った時に名前があがっていた方なので図書館で借りて聴いてみました。

優雅ですね。ヴァイオリンの音色の良さというのは「優雅」を表現するのに向いている音色ということなのかも知れない。
音楽に関わらず「優雅」というものを求めてきてなかったんですよね。貧乏人の家の子だから大衆的な芸能と娯楽に接して育ってきた人間で、自己防衛の為にもそれが素晴らしいと思う方向に自分を改造してきたから。ハイカルチャーを憎むというようなことはなかったけど、大衆的なもののにある美しさというか良さを追い求めてきたので。
でもこういうものを聴くとその流麗な響きには美しさと、それこそ「優雅」が宿っている。そういうものから目を背けて生きて来たことを後悔すると共に、なぜそういう広い見識を今まで持てなかったのかということを悔やむばかりです。

今回聴いたのは
■ヘンリク・ヴィエニャフスキ
 ヴァイオリン協奏曲第一番嬰ヘ長調 作品14
クロード・ドビュッシー
 亜麻色の髪の乙女
■フリッツ・クライスラー
 ラ・ヒターナ
■セルゲイ・プロコフィエフ
 年老いた祖母の物語 作品31
■エイミー・ビーチ
 ロマンス 作品23
■エデ・ポルディーニ
 踊る人形
■エドワード・エルガー
 夕べの歌 作品15の1