クラシック始めました

クラシック初心者がクラシックを発見するブログ

Urクラシック食堂@京都UrBANGUILD

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クラシックのコンサートに行って来ました。場所は京都の木屋町にあるUrBANGUILD。名前は知っていたけれど行くのは初めての場所でした。高瀬川沿いにあるビルの3階で、ライブハウスという感じでもなく、ダイニングバー+ライブスペースという表現で伝わるでしょうか。こんな感じの会場でした。(写真は演奏前の準備中)

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弦楽4重奏のような演奏を聴いてみたいと思っていて、ネットで検索してこのイベントを見つけました。イベントの料金はなく、カンパ制+1drinkという料金でしたけど、カンパ制ってどれぐらい置いて行けばいいのか悩みますよね。ライブハウスで演奏を見せて貰ったらこのくらいでしょ?くらいの金額を置いてきました。

演奏は
ドボルザーク: 弦楽五重奏 ト長調

ヴァイオリン: 杉江洋子.木下知子
ヴィオラ  : 大江のぞみ
チェロ   :ルドウィート・カンタ
コントラバス:石丸美佳

の弦楽5重奏です。演奏者のどなたかを知っていて見に行ったというのでは全くないのです。ドボルザークも聴くのは初めてでした。

生でクラシックを聴いてみてどうだったかというと
凄いですよね。楽器ってあんなに鳴るんだって思いました。アンプを通して鳴ってるみたいです。凄い音量だと思います。会場がそんなに大きな場所でもないというのもあるのでしょうけど、体感が凄い。音の振動を感じる。音に包みこまれるようで、凄い気持ち良い。
コントラバスってあんな音が響くものですね。ビビりました。あとヴィオラってあんな音なんだというのも少し驚き。もう少し低い音のイメージでした。ヴィオラの音の美しさにも開眼しました。

ヴァイオリン習ってるんでやっぱりヴァイオリンのお二方に目がいくわけですが、やっぱり凄いですよね。今練習してる曲でも左手が凄い忙しくて難し過ぎると思ってるんだけど、プロはもう指板の上を指が踊るようにして音を奏でてるんですもんね。凄い。俺が100年練習してもあーは成れそうにない。めげました。いや、めげる必要はないんだけど、この先どれくらい練習しないといけないのかと思うと気が遠くなりました。

ビールを飲んで喫煙しながら聴けるという場所だったので凄く気楽にクラシックの生演奏に接することが出来てとても良かったです。恥ずかしながら自分でお金を払ってクラシックの演奏会に行ったのって生れて初めてなんですよね。でも初体験がこんな感じでとても良かったです。また見に、聴きに行きたいです。

伊福部昭の芸術 初期管弦楽

シン・ゴジラ』観ました?凄いですよね。最高でしたね。最高に怖いゴジラでしたね。
で、ゴジラと云えば伊福部昭さんでしょう。なので図書館で借りて来ました。

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広上淳一指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏

 

とても「和」。邦楽で使われてる楽器が入ってるわけではないのだけれど凄く邦楽っぽくて、祭り囃子を思わせる部分があったりする曲です。西洋音楽の楽器でこんなに和が描けるのかという感じですが、昔の日本映画の音楽もこんな感じだったからそれほど不思議なことではないのかも知れない。でもヴァイオリンがこんなに和を演じられるというのは発見でした。
ただ、祭り囃子なんていうのは庶民の音楽ですよね。クラシックは貴族の音楽としてスタートしていることを思うと、日本の宮廷音楽と云えば雅楽でしょうから雅楽を取り入れたクラシックというのもあるのでしょうかね。

どの曲も重厚でいて、黒澤映画の音楽のようです。ライナーによると伊福部さんは音楽の大学教育は受けていらっしゃらないらしく独学だというのも凄いですよね。それでも20代でこんな曲を作曲していたのは驚きです。

伊福部さんのような人は現代の人だけど、彼等の音楽は現代音楽と呼ばれるのでしょうか。現代音楽というとクセナキスのようなもの凄く抽象的な音楽だと思ってたんですけど。
あと、凄く「和」を思わせる曲調なんですけど、こういう音楽は民俗楽派と言ってよいのでしょうか。武満徹とかも尺八が鳴ってたりするので「和」を感じるんだけど、どうなんでしょう。ジャンルや分類が必ずしも大事だとは思わないんだけど、クラシックの中ではどういうジャンルに属するとされているのか、というのは知っておきたいなーと思って。

今回聴いたのは
伊福部昭
・日本狂詩曲
・土俗的三連画
・交響譚詩

世界の弦楽四重奏団 ドイツ・オーストリア編

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弦楽四重奏というような小編成の音楽が好きなような気がしています。室内楽というのですよね。フルオーケストラの音楽も良いのだけど、それぞれの楽器の音が聴こえるのがいいのかな。ロックのリスナーだったのでそういう面に慣れているというところもあるのかも知れない。

レーコード屋でこのジャケットを見た時に渋いなーと思って買ってしまいました。なんだか昔の町医者の待ち合い室に飾られてる絵みたいな感じです。レトロで凄く渋い。

内容も渋いです。1911年から1940年までの音楽が収録されています。しかし百年前の音楽が普通に聴けるって凄いことだ。当時のSP盤をマスタリングし直して収録しているというものでした。

以前、『MASTER OF THE STRINGS』という盤を聴いた時にも思ったけど、こういう古い録音のものって独特の音質ですよね。無声映画の伴奏みたいな感じ。こういう音質が好きだという人もいるのでしょうか。
ロック系だとガレージパンクなんてジャンルは、それこそガレージで練習してるような素人っぽい粗さが良いので、音質が凄く悪く録ってあったりする。でもそこが良いのです。カセットに録音した音には独特のコンプレッサー感があって好きだという人もいますし。

クラシックでもこういう古い演奏が好きだという人がいてもおかしくはないだろうな。

このCD、どこからでているのかレコード会社、レーベルなどの表記が全くないのです。タイトルで検索してみると同名の書籍がある模様で、もしかしたらその書籍に付属していたCDというものかも知れません。真相は謎です

ヴァイオリン教室16回目

今週は練習不足。週に1回のレッスンでは練習する時間なんて限られてるからそんなに進歩しないんですよね。
言い訳です。

でも3拍子の課題は「まあまあ」みたいな感じでした。もっとだめかと思ってたけど。
電子式のメトロノームを使ってて、それを練習してない時でも傍で鳴らしておくということをしてなんとか体で覚えようとしたんですが、それが効果あったのかも。無駄な努力ではなかったと考えたい。

最初の話に戻りますが、2週に1回くらいのレッスンの方が自分には合ってる感じがするなあ。月に3回のレッスンなので次のレッスンは来週って時があるんですけど、1週間って次のレッスンまでは6日しかないんですよね。毎日1時間練習できても6時間しか練習できない。その1時間を捻出するのもなかなか難しい。眠いから。酒も飲んじゃうし。

酒を控えろと言われればまあそうなんですけど…

図解 クラシック音楽大辞典/吉松隆 著

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少し前に購入した本です。クラシックの基礎知識が分かる本はないものかと思っていて、購入してみました。

中身は漫画というかイラストなんですよね。こんな感じ。

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タイトルにも「らくがきクラシック大辞典」と書かれています。なので小難しく書かれていないのでさくさくと基礎知識が学べます。楽器の種類、コンサートについて、楽譜、音楽史などなど、大変勉強になる。

この本で、作品番号を「OP」と表記することや、交響曲、協奏曲、ソナタ室内楽といった曲の種類や、バロック、古典派、ロマン派などの歴史による分類なども少しづつ分かってきました。

楽譜と作曲の知識について多くの頁が割かれているのですが、これは著者が作曲家だからでしょうか。それとも聴く側にも楽譜の知識が必要ということなのでしょうか。クラシックを聴く人は頭の中で楽譜をイメージしながら聴いてる?プロの演奏家ならまだしも、普通の聴衆でもそこまでの知識を持って聴いているのでしょうか。知識、教養として知っておきましょうということかなー。謎です。

辞典と銘打っているので索引が欲しかったところ。でも大変分かり易くて良い本を見つけました。

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ブログに写真を投稿すると向きがへんてこになるんですよね。フォトライフ側で修正しても直らないので、別のソフトで読みこんでファイル形式を変えたりすると直るんだけどちょっと面倒。なんとかならないのかなー。

ヴァイオリン教室15回目

今週はなぜか練習の成果が先生の前でちゃんと披露できた気がする。いつもは、練習ではもう少し上手くできるんです、という言葉を呑み込む感じだったけれど、なぜか練習したレベルでできた感じがする。心を平常心に保つためにあることをしたのだけど、それが良かったのか。その真偽は不明です。

初めて3拍子が出て来ました。だめだ。3拍子という遺伝子がないんです。分かっちゃいるけど拍子がとれない。慣れていくしかないだろうけど、もう4拍子に慣れてしまってる、というか世の中の大衆音楽って殆ど4拍子でしょう?体に馴染んでないんんですよね。これは難しいわ。

譜面台に楽譜(テキスト)を置いているものの手元ばかり見て弾いているのを見て、先生は「楽譜を覚えてるんですか?」と問われました。うん、覚えてる。覚えてないと弾けないと思うんで。12小節だけだし。
教室が終わって、先生のあの問いは何だったのかと考えると、楽譜を見ましょう、楽譜に書いてあることを守りましょう、という意味だったのかと思ったのでした。
弓のアップダウンを転換するところがあるんだけど、それが守られていないのを、楽譜を見てないからだとお感じになったのかも知れない。
分かってるんだけど弾いてる内に忘れてしまう、というか他のこと(音符を追いかけること)に気を取られてしまってどうしても疎かになるんです。というか手元を見ないと弾けないというのは練度が低いことの表れでもあるから、練習不足を諌める言葉と理解しよう。

美しく青きドナウ/ヨハン・シュトラウスⅡ

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ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏

この曲も映画で知っていたので聴いてみました。映画音楽をつてに知ってるクラシックを聴くという戦法です。
スタンリー・キューブリック監督作、SF映画における名作中の名作『2001年宇宙の旅』の中で宇宙ステーションへ向かう宇宙船の映像に重なってこの曲が流れていたのを鮮明に憶えています。その映像と音楽の優雅さにしびれました。初めて観たのは中学2年生の時で、大人の映画を観たという感じがありましたね。

この曲がワルツだということは流石に知ってました。ワルツは3拍子なんですよね。でも「円舞曲」というのがワルツのことだというのは初めて知りましたです。はい。
もう優雅で壮大で美しいという言葉でしか表現できない曲だと思います。その軽やかさ、楽しさ、気品、盛り上がり、大好きです。でもNHKの名曲アルバムとか思いだすかな。

ラデツキー行進曲』『トリッチ・トラッチ・ポルカ』も聴いたことがある曲でした。ただ運動会を思い出す。

カラヤンという名前は流石に知っていましたが、意識して聴いたのは初めてかも。カラヤンだからどこが凄い、というのは自分にはまだ分かりませんね。逆に良くない演奏の『美しく青きドナウ』ってのがあるなら聴いてみたい。

曲目にOPの表記があるものとないものがあるのはなぜなのでしょうか?

今回聴いたのは
ヨハン・シュトラウス
美しく青きドナウop.314
皇帝円舞曲op.437
・アンネン・ポルカop.117
・喜歌劇≪ジプシー男爵≫序曲
・常動 op.257

ヨハン・シュトラウス
ラデツキー行進曲op.228
・喜歌劇≪こうもり≫序曲
・トリッチ・トラッチ・ポルカop.214

■ヨーゼフ・シュトラウス
・円舞曲≪うわごと≫op.213

 

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自分が書いたコメントでも修正はできないのですね。ケアレスミス。気を付けよう。