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交響曲第5番/チャイコフスキー

 

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マリス・ヤンソンス指揮、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団

クラシック専門の中古レコードCD屋に行って棚を見ていると、このチャイこフスキーの交響曲5番のCDが沢山ならんでたんです。色んな人、楽団の演奏が沢山あるということは名曲なのであろう、聴いて見なければなるまい、という感じで手に取った1枚です。

なんか凄いですよね。アホみたいな感想ですけど、なんか凄い。豪奢と言っていいのか、壮麗と言っていいのか、はたまた華麗と言っていいのか、そんな感じ。もの凄く巨大な建築物の中に迷い込んだような感じ。ポップミュージックの楽曲が建売住宅くらいの大きさだとすると、壮大な城郭を見ているような感じ。スケール感が違い過ぎる。

思うに、ポップミュージックで歌手がバックの演奏で歌うのとクラシックの楽団が交響曲といったものを奏でるのは物量が違い過ぎる感じがします。演奏者の数もそうだし、その楽器達、演奏する場所と設備、そして演奏者は研ぎ澄まされた演奏技術を持っているという形や数字では測れない量、全てにクラシックの方がお金がかかってる。
でもクラシックってスタジアムや屋外で何万人も集めて演奏できないでしょう?(そういうコンサートもあるのでしょうか)。CDだって人気歌手みたいにミリオンセラーがバンバンでたりする世界でもないでしょう。原価に対する売上みたいなことを考えたらポップミュージックの方が遥かに効率が高い気がする。経済原理性からいえばクラシックってとても不利な感じがする。逆に大衆音楽の隆盛というのはそういう経済効率の良さみたいなものに支えられているということもあるのじゃないか、みたいなこと考えました。

聴いていると映画音楽みたいでもあります。これは逆で映画音楽がクラシックに多大な影響を受けているということだとは思いますけど。
なんだか『風と共に去りぬ』みたいな昔の大作映画の音楽を聴いているようで、雄大な景色が思い描かれるようなそんな楽曲でした。

 

今回聴いたのは

チャイコフスキー
交響曲5番 ホ短調 op.64