クラシック始めました

クラシック初心者がクラシックを発見するブログ

ヴァイオリン教室33回目

2月は4回レッスンがあって毎週ある。ありがたいことなのですが、毎週ってのは少々プレッシャーなんですよね。1週間って練習する時間があまりにも少ないでしょう。

今週は課題曲『花』のⅡパートを憶えるのに必死でした。移弦しながらスラーという個所が何箇所もあって、そこで慌ててしまうので中々通して弾けないのです。なのでそればかり練習してました。
そしたらエクササイズの課題が出来なくなってる。もうできそうだからって練習を後回しにしていたら弾くのが難しくなってる。一旦出来るようになったらもう大丈夫、と思ってたけれど中途半端にしか出来てなかったから忘れてしまうんだろうな。ちゃんと物にできてないのに放りだすと劣化するというのが分かりました。レッスンでも当然出来なかった。

そう考えると今までOKを貰ってたところも一回復習してみないと本当にできるのか怪しいかも。しかしそんな暇はないのだ。次のレッスンは来週に迫ってる。せわしない。

 

図書館でCDを借りてきました。
グバイドゥーリナ 室内楽曲集』

ソフィア・グバイドゥーリナ(Sofia Gubaidulina)はソ連出身の現代音楽の人だそうです。聞いた事のない名前だったので手にとってみたのですが、現代音楽の人なら知らなくても仕方ないかと思う。
現代音楽というとクセナキス武満徹くらいしか知らないけれど、それらとは違う感じで、室内楽ということもあるのだろうけど、先に挙げた人達のような如何にも実験的という感じではない。現代音楽というのも色々あるのだなあと思います。
しかし偶々手に取ったものが現代音楽というのは何か縁があるような気がする。最近、委細昌嗣という人も気になっていて、なぜこういうものに魅かれてしまうのかは自分でもよく分からないのです。

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ヴァイオリン教室32回目

レッスンは基本的に月に3回なので、次のレッスンが翌週の時と翌々週の時があるのです。今回は翌週バージョンで、ということは
「次のレッスンまで1週間しかないやん」
なので、毎日そこそこ気合を入れて練習しました。折角習いに行ってるのに今週もできませんでした、では勿体ないから。
その甲斐あってか4連の移弦しつつスラーの課題は思ったよりできた。これはできるようになる気がしない、という感じだったのが光明が見えてきたという感じ。できないと思いつつもやってると理想に近付くものですね。まだ理想には程遠いけど。

テキストは6章の構成で今5章が大詰めという感じになってきました。この先はどうなるのかと思っていましたが、レッスン後に先生が
「もうすぐテキストも終わりですね」と仰ったので
「テキストが終わったらもう教えることはないみたいな感じですか」と応えたら
「次のテキストがあります、まだまだです」とのことでした。
まあそうでしょうね。カンフー映画の見過ぎかも知れません。

カンフー映画で、雑用ばかりやらされた弟子がいきなり師匠から卒業を言い渡されて
「え?技とか教えて貰ってませんけど?」と言ったら、いきなり師匠から技が繰り出されて、意外にもそれを受けることができた。師匠曰く
「あの雑用はこの為の訓練だったのじゃ、もうお前に教えることはない」みたいな展開。

でも、まあ、雑用をやらされてるわけでもないしヴァイオリンだから。

ヴァイオリン教室31回目

今週は淡々と進みました。課題は合格だったところもあり、もう少しテンポを上げて弾けるように練習しましょうというところもあり、いつもの感じです。

音名を楽譜にC、D、E…と書きこんでいるのですが、ドレミで言われると分からなくなります。ちょっと落ち着けばCはド、Dはレと分かるのだけどぱっと分かるほど身についてないのですよね。もうすぐ始めてから1年になるのにこれぐらい分かっておかないと駄目だろうといつも思うけどなんだか憶えないままきてしまいました。凄いダメ生徒です。

ヴァイオリン教室30回目

新年一発目です。

4連のスラーは♩=100とテキストに書いてあるのでテンポを上げることばかりを目標にして練習していたのですが、レッスンではテンポを下げての練習でした。そうか。テンポを下げて確実に出来るようになってから次に進めば良いのですね。ちょっとあせり過ぎていたのかも知れません。

課題曲『花』の中に見知らぬ記号が隠されてました。
ひとつは「rit」。名前はリタルダントでだんだんゆっくり。
もうひとつは「a tempo」名前はそのままア・テンポでテンポを元に戻す。
フェルマータは目につく記号だったから気付いて調べたけれど上記の2つはスルーしてました。俺の性格として、よく分からないものはスルーするってことだろうな。これはなんだろうと思うことで新しい発見があるはずなのに「知らないからいいや」ってなるのは良くない傾向だわ。

弦のことを先生に質問しました。
弦を張り替えたけれど金属弦でも良いのでしょうか、弦は定期的に張り替えた方がよろしいのでしょうか、ということです。
前者については好みでどれでも宜しいということでした。俺のヴァイオリンはサイレントヴァイオリンなのでアンプを通すからさほど気にする必要はないということでした。
先生はE、A、D、Gとガット弦、ナイロン弦と種類を替えているそうです。そういう風にするから弦は単体で売ってるのですね。なるほどです。
弦の交換周期についてもさほど気にしなくても良いとのことでした。劣化はするけれど自分で気になったら交換すればよろしいということです。ただし、弦が切れたのでなければ古い弦は予備の弦としてとっておきなさい、ということでした。うむ。まあそうですね。切れたら暫く弾けないでは困るもの。
弦を交換した話をしたらちゃんと交換できているか点検して下さいました。駒が少し傾いていて、張り替えた直後はペグの側に引っ張られるので駒が傾き易いということも教えて頂きました。

本日のレッスンは課題以上に色々と教わったレッスンでした。

 

ヴァイオリン弦についてはこちら

fuchssama.hatenablog.com

が永久保存版的に勉強になると思います。

記号

ヴァイオリンの練習テキスト、楽譜の上に見知らぬ記号を発見しました。

これです。

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Google様に

楽譜 記号 目玉おやじ

で検索してみたところ一発でヒットしました。フェルマータという記号で、ちょっと気持ち延ばすくらいの意味でしょうか。しかしインターネットは頼りになりますね。まさか目玉おやじでヒットするとは思いませんでした。

フェルマータ - Wikipedia

helicore

新年なのでヴァイオリンの弦を張り替えてみました。 

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 『helicore』という弦です。ヴァイオリン弦は種類がいっぱいあるみたいだけれど、どれが良いのか分かりません。楽器を買った時に張ってあったのは『ドミナント』という弦で、一度張り替えた時に結構なお値段がするものだと知ってからは、もう少し安いものはないのかと思ってました。helicoreは難波のYAMAHAに行った時に「一番安いやつを下さい」と言って一セット買ってきたものです。

弦の音の違いなんて分からないだろう、と思ってましたが、弾いてみるとちょっとドミナントとは違う気がします。なんだかざらっとした音が混じってる気がする。でもエコーをかけたような弾いた後に響くような感じもする。サイレントヴァイオリンなのでアンプを通して聴いてみるのが真価だろうと思いそのようにしてみたらあまり気になりませんでした。

ネットで色々見てみると「helicoreは音のざらつきが少ない」と書かれてました。うーん、俺の感想と真逆です。向こうの方が正しいのでしょう。弾けてないってことなのかしらん。
それとhelicoreはスチール弦だそうで、ドミナントはナイロン弦だそうです。そんな種類の違うものに張り替えても良かったのだろうか。謎です。
一度先生に訊いてみようと思います。

あと、前の弦は半年ほどそのままだったけど、もう少し短い周期で替えなければならないというようなこともどこかに書いてありました。弦が劣化して音が変わるという理由だそうですが全く気にしてませんでした。これも先生に訊いてみようと思います。

2016年の振り返り

今年はヴァイオリンを始めた年として俺の中ではずっと記憶に残る年だと思います。弓で弾く楽器がやってみたい、ロック系以外の楽器がやってみたい、楽器を基礎からちゃんと習ってみたい、そんな漠とした望みはずっと持っていたのだけれど、ある映画

ヴァイオリン始めました - クラシック始めました

でタイ人の爺さんがヴァイオリンを弾く場面を見て格好良いと思って、楽器がどのくらいの値段するのかカタログだけでも貰ってみよう、と楽器屋を訪れたことから転がるようにレッスンに通うようになりました。自分がヴァイオリンのレッスンに通うようになるとは一年前の俺は想像もしていなかったでしょう。

転がるように、なんて書いたけれど楽器屋の店員さんに「お試しレッスンを受けてみませんか?」と言われたくらい。後は楽器を買おうと思ったのもレッスンに通おうと思ったのも自分の判断で、転がるようにというよりも流れるままにという感じだったかも知れない。でもちょっとした切っ掛けで思わぬ方向に人生は流れていくものだなと感じます。
何度も書いているけれどクラシックというものにさほど興味も関心なかったのです。聴いてもこなかった。それが楽器を始めることでその楽しみを知り、クラシックを聴く耳も広がった気がします。知識も得るようになって世界がぐっと広がった。

何かを始めるのに今日より若い日は無い、みたいな名言があったと思うけれど今はそれを実感しています。2016年に始められて本当に良かった。2015年なら尚良かっただろうけれど、2017年に始めるよりも早くスタートが切れた。
何事も、もっと早くから始めておけばという後悔はあるけれど言っても仕方がないことで、1年後に始めるよりも良かったと思う以外にないわけです。ヴァイオリンにしても子供の時から習っておけばなんて思うこともあるけれど、大人になって自分で通い始めたことによる喜びは大人の今しか味わえないわけでそれが良いのだとも思えます。

習い事って人生で今まで一度も経験したことがなかったんです。子供でも習字やそろばんや今時なら英会話を習ったりするのだろうけど何一つ行ったことがなかった。塾にも通ったことがなかった。学習塾に通ったことがないと同年代の人に言うと、嘘でしょ?みたいな反応をされるけれど本当に何も行ったことが無かったんです。経済的な理由によるものだけれど、そう思うと大人になって自分でお金を出して何かを習いに行けるというのは本当に素晴らしいことだなと感じます。

ヴァイオリンを始めてみて一番良いのは日々の成長を実感できることです。できない、うまくいかないと思っていても毎日一定の時間練習していればある日なぜだかできるという日がある。こんなの無理だろうと思っていても練習していればなぜだかできるようになる日がやってくる。不思議だけど大人になっても成長できると思えるのはとても大きな喜びです。
大人になったら自分の成長や進歩ってなかなか感じられないじゃないですか。もうある程度のポテンシャルを持っていて、それを使って働いたり生活したりしてる。でも、もういい歳になっていてもまだ努力すれば伸びる部分はあるんだと思えるのは発見です。俺もまだまだ捨てたもんじゃない、みたいなね。

ヴァイオリンを始めることによって色んな楽しみや喜びや発見がありました。そんな1年でした。来年もちゃんと毎日練習しよう!